読み進めて割とすぐに気づいてはいたのだけど、
この本、すっごく昔(1985年)に発行されたもの。
だけど、なんだか逆におしゃれで今っぽい手描き線画のイラストや、
絶妙にリアルで、若干シュールな展開の漫画などなど、
一周回ってあたらしく感じてしまう。
この本に描かれている道具は一昔前のものや、なんなら自然に在るものをうまく工夫して対処したりする紹介も多く、今の時代はもっとハイテクで便利な道具がやまほどあるんだけど、かえって最先端の道具に頼らずに、アウトドアや自然を楽しむ方法や、アクシデントに対する対処法などの知識が覚えられ、
アウトドアにたしなむ基礎知識をしっかりと教えてくれる、そんな書物。
何より、
「冒険」という言葉のニュアンスそのままのドキドキ感、ワクワク感を持って読み進めてしまう、不思議な感覚になります。